プリンス:全公式アルバム解説

服部暁典は米国人ミュージシャン、プリンスを神のごとく崇めております。詞曲を作り演奏し、エンジニアリングからプロデュースまで1人でこなすその姿勢は、シンセサイザーと生楽器の多重録音に血道を上げる私には、その手法に非常に親近感をおぼえ、そして巨大すぎる才能に打ちのめされる生涯の道しるべとして、重要な存在です。

プリンスは1958年生まれ。両親の離婚などの寂しさを楽器で紛らわせていたことから、結果としてミュージシャンとソングライティングの才能を開花させ、1980年代、マイケル・ジャクソン、マドンナと並ぶ重要なポップミュージックアイコンのひとりとなりました。もっとも今挙げたほかの2名はシンガー、パフォーマーとしては図抜けたものがありますが、楽器演奏やソングライティングの才能という点では、プリンスのはるか後塵を拝していると個人的には断じます。

彼の最大のヒットアルバムは1984年に発表した「Purple Rain」ですが、この文章を作成している2005年となってはすでに20年前の話。現在ヒットチャートの第一線で活躍しているアーティストがフェイヴァリット、あるいはリスペクトの対象としてプリンスの名を挙げることも多いことから音楽に興味を持ち始めた若い人もプリンスに興味を持つ機会が増えるでしょう。しかし90年代のレコード会社の不和などから、まとまったディスコグラフィーと作品のレヴューを系統立てて読めるサイトなどは、実は少ないと言えます。そこでプリンス中毒患者運営の当acatsuki studio on the webでは、オフィシャルアルバムを基本的には発売順でレヴューすることとしました。マニアに鼻で笑ってもらっても結構、1曲のプリンスのヒット曲にショックを受けた超初心者が購入アルバムの参考にするも結構、主観的な内容ですがご笑読くださいませ。

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FOR YOU (1978)

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Prince (1979)

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Dirty Mind (1980)

contorversy

Controversy (1981)

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1999 (1982)

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Purple Rain (1984)

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Around The World in a Day (1985)

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Parade (1986)

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SIGN O’ THE TIMES (1987)

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Lovesexy (1988)

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BATMAN (1989)

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Graffiti Bridge (1990)

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Diamonds and Pearls (1991)

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0(+>-Love Symbol- (1992)

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THE HITS/THE B-SIDES (1993)

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COME (1994)

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Black Album (1994)

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the gold experience (1995)

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girl 6 (1996)

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chaos and disorder (1996)

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emancipation (1997)

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crystal ball (1998)

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THE VAULT…Old Friends 4 Sale (1999)

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rave un2 the joy fantastic (1999)

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the rainbow children (2001)

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One Nite Alone…Live! (2002)

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N.E.W.S. (2003)

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musicology (2004)

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3121 (2006)